難しいことをいかにわかりやすく伝えるかということは、いつでも悩ましいことです。
ドラッカーの考えをいかに実践するかという事についても、いろいろな本は出ていますが、やはりちょっと難しいと思われる方が多いと思います。
それは、伝える側の努力が足りないからかもしれません。
そんな中、目から鱗を落としてくれるような本が出ました。
タイトルからしてすごいです^^
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
新聞にも広告が掲載されてましたから、出版当初から気にはなっていましたが、まず本屋さんで中身を見てから購入するかな等と思って延び延びにしていました。
たまたま寄った盛岡駅構内のさわや書店さんで一冊だけ残っているのを発見したので購入し、移動の新幹線の中で早速読みました。
たかが小説と甘く見ました。
ドラッカーの考えをいかに非営利の組織に適用していくかという点について、すごくわかりやすく書かれていると同時に、小説としてのドラマの盛り上げ方もものすごく上手なのです。
ビジネス小説としては、ゴールドラット博士の「ザ・ゴール」シリーズもおもしろいと言われますが、小説として比較するならばそれを遙かに超えていると思います。
なにしろ、感動して、新幹線の中で涙がこらえきれなくなり、その涙をこらえようとするあまり、さらに鼻水が止まらなくなったくらいですから^^;;;;
(ちなみに、ドラッカー学会代表の上田惇生さんも、新幹線の中で読んで涙がぽろぽこぼれてしまって困った、という逸話をドラッカー学会のご挨拶でご披露しておられました。上田さんに「私も同じ状況でしたよ」とお話ししたら「私だけじゃなかったんだ。良かった。」とおっしゃってました^^)
是非、老若男女を問わず読んでいただきたい一冊です。
そして、さらに感動さめあらぬうちに、作者様本人ともお話しできる機会がありました。
ドラッカー生誕100周年の記念イベントに、作者の岩崎夏海さんが参加され、懇親会にてお話しすることができました。
この本の主人公がバイブルとする「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]」は、実は私にとっても初めて読んだドラッカー本でした。
このエッセンシャル版は、本当にエッセンスをぎゅーっと詰め込んだような本なので、濃いです。
はじめて読んだときは、何のことだかさっぱりわかりませんでした。
岩崎さんは、この濃い内容をうまく使いこなしているなぁと思います。
ドラッカーの本というのは、読むための本ではありません。
実践するための本です。
岩崎さんの本は、そのことを改めて思い起こさせてくれたように思います。
岩崎さん、感動をありがとう!!!
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