今日、町内会で防災の話を聞いていて、大事な事をメモし忘れていたことに気がつきました。
それは、災害時の連絡についてです。
今回の災害でも、電話が繋がらない状況になりました。
それは通信規制が行われるからです。
総務省によれば、一般電話には大規模災害時には90%の規制がかかることがあるそうです。
携帯電話に関しては、ここの記事によれば、「ドコモが最大90%、KDDIが最大95%、ソフトバンクモバイルが最大70%の通信規制(発信規制)を行った」とのこと。
なぜ、通信規制をしなけれならないのか、技術的なことはよくわかりませんが、数字を見て分かる通り、各社躍起になって通信規制をしていることがわかります。
今日の防災出前講座で配布された DateFMで作成した小冊子【サバメシ 防災ハンドブック2011】によれば、2011年3月11日に安否確認に要した時間は、宮城県内、公衆電話で7時間13分、固定電話3時間59分、携帯電話で3時間19分、携帯メールで3時間8分、インタネットメールで2時間43分、災害伝言板で4時間7分、SNSで3時間1分(ウェザーニューズ調べ)などとなっています。
少しでも通信負荷を減らすために、電話各社は継続的に災害用伝言板の利用を呼びかけてきましたが、今回の災害で災害用伝言板は、ほとんど使い物にならなかったように思います。
携帯の基地局が停電で携帯電話がまったく繋がらなくなってしまったのは想定外だったようですが。。。
今後災害時に安否情報で中心的な役割をはたすのは、GooglePersonFinderのような、WEBサービスだと私は実感しました。
災害途中から行われたとおり、電話各社の伝言板はその情報をすみやかに上記WEBサービスに集約できる形で提供する必要があると思いました。
(避難所情報もすみやかにWEBに集約することで、大いに無駄を省けることがわかりました。)
さて、ここで本題の連絡の裏?技の話ですが、私自身の体験と同じ体験をした何名からの話から言うと、
災害時に速やかに連絡をとる方法は「遠く離れた場所に住む知人を伝言板として使う」
ということです。
さらに、その区域外の方に安否情報をWEB登録してもらうことで、自分自身の安否情報はすぐにネット上で検索可能になります。
まず、理屈を見てみましょう。
90%の発信規制区域内で、同じ区域の人に電話をする場合、
発信規制により、かけられる確率が10%、着信規制により、相手が受けられる可能性が10%
その結果、10%×10%でこの通話が成立する確率は1%となります。
すなわち、100回かけて、1回つながる確率です。
ところが、かける側が発信規制区域内だとしても、受ける相手が規制区域外ではどうでしょうか?
着信制限がない状態ですので、かけられる確率は10%ですが、着信は100%OKです。
その結果、10%×100%で、この通話が成立する確率は10%です。
すなわち10回かけて、1回つながることになります。
10倍つながりやすいわけです。
理屈どおりな単純な話ではないのかもしれませんが、実体験として得られたのは、区域外の人には被災地からでも電話がつながりやすいということでした。
私の実体験は以下です。
その日、その時、私は福岡市内にいました。
家内からソフトバンク回線のSMSですぐに連絡がとれました。
こちらから何度か電話を試みましたがつながりませんでしたが、SMSは届くようでした。
家内の証言では、なぜか私にだけはすぐに電話が繋がったとのことでした。
私からは、東京方面にも安否連絡の電話をしましたが、東京でも発信規制がかかっていたようですが、私からの電話はすぐにつながりました。
名取在住の私の知人も、九州に済む友人を連絡係として、かなり早い段階で、他の複数名の友人たちの安否情報を電話で確認できていました。
日本全国すべてが災害に、同時に見舞われることはないでしょう。
予想される災害の範囲外に、いざという時に連絡の中継をし、WEBの安否サービス等に情報を掲載してくれるような友人・知人を決めておくことは、速やかな安否確認に有効だと思います。
以上、遅まきながら、今回の震災から体験したことが、誰かのお役にたてば幸いです。




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